実は私は昔から翻訳本が苦手。次から次へと登場する登場人物のカタカナの名前を覚えるのが苦手というのもありますが、どうにも文章がしっくりこずストーリーが頭に入ってこないんですよね。名作と呼ばれる作品でも同様。
そもそも名作は、内容自体が素晴らしいから名作と呼ばれているわけで、本の中身、すなわちコンテンツは魅力的なはずです。それなのにしっくりこない。それが1冊なのであれば、その作品が私に合わなかったのだろうということになりますが、いくら読んでもピンとくる作品が見つからない。ということは、中身ではなくその伝え方、つまり訳文が自分は苦手なのかも?
それが原書で読むことへの興味が生まれたきっかけです。ビジュアル的にもペーパーバックの方が好きというのもありますが。とはいえ私は特別英語ができるわけではありません。中学生の頃まではよかった英語の成績も、高校ではボロボロ。何から読めばいいかなとリサーチをするなかで、英語多読に出会いました。
同時に、洋書を通じて英語を学ぶスクールもみつけ、そういった勉強法もあるのか(結局スクールには入りませんでしたが)と、文法学習以外での英語にアプローチする方法に出会いました。元々本を読むのが好きだったこともあり、これだ!と思いました。
調べるなかで、まずは児童書から始めるのがいいという声をよく見かけ、kindleを活用し英語の絵本などを読むことからスタート。「おさるのジョージ」や「大きな赤い犬クリフォード」、「Pete the cat」シリーズなどを読み、いまは「Magic tree house」シリーズや「Oxford Reading Tree」を読んでいます。
以前Kindleが便利と書きましたが、それと並行していま注目しているのが図書館(今更ですが)。
最近、自宅から通える場所に図書館が3つもあることを知り(引っ越して5年以上経つのに・・・)、活用しています。図書館って意外と洋書を取り揃えているんです。
最近はネットから貸し出し予約や近隣図書館からの取り寄せ依頼ができるので便利ですよね。貸出期間の延長までネットで簡単にできてしまいます。
「Magic tree house」シリーズ
Magic tree houseシリーズは、図書館で借りて読んでいる途中。貸し出し中などもあり、順番通りには読めていないのですが、ちびちびと進めていて、今年中にシリーズ(全28巻)を読破できたらなと思っています。
ちなみにMagic tree house シリーズとは、全世界37カ国で刊行されていて1億4000万部突破の人気児童書シリーズ。アメリカの児童文学で、ペンシルバニアに住むジャックとアニーが本の世界に入って冒険するファンタジーです。実は日本ではアニメ映画化もされていたそうです。
KADOKAWAの日本版のサイトを見ると、絵が原作とまったく違ってビックリ・・・。
大体70ページ弱で構成されていて、ところどころイラストもあるので、英語がわからなくてもなんとなく状況を想像しながら読み進められます。今度リスト記事をまとめたいなと思います。
Oxford Reading Treeシリーズ
Magic House Treeシリーズよりも絵本感の強いシリーズがこちら。
イギリスの約80%以上の学校で国語の教科書として採用されているらしく、中身はブリティッシュイングリッシュです。キッパーという男の子とその家族の物語なんですが、毎回読み切りで、どのキャラクターも愛らしくて気付けばハマってしまいます。ワンテーマのなんてことのないストーリーなんですけどね。個人的にはハイカラなグランマが好き。
10段階にレベル分けされていて、800話以上あります。最初は1ページ1語とかなのですが、レベルが上がると普通に大人も楽しめる読み物になります。どのレベルから読み始めていいかわからない方は、古川昭夫先生の『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』を読むのがおすすめ。
サンプルとして各レベルのストーリーが1話ずつ収録されているので、自分に合ったレベルを探ることができます。読み上げCDも付いていますよ。
紙の本へのこだわりがない方であれば、出版元であるOxford University Pressのサブスク電子書籍サービス「Oxford Reading Club」を活用するのもアリ。
↓こちらからコードを購入して、アプリにコードを紐づけます
https://www.oupjapan.co.jp/ja/products/detail/60795
月額990円でOxford社の洋書の一部が読み放題になり、そのなかにOxford Reading Treeも含まれています。Bookwormsシリーズも読むことができ、収録冊数1000冊以上。
アプリが使いやすくて、読んだ語数を記録してくれたり、音声を読み上げてくれたり、内容把握の確認テストを受けられたりと機能が充実しているんです。読んだ本には既読マークがつくので、読書管理にも◎。私はこれを活用しています。
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