こんにちは。
今日もamazonの「あとで買う」リストがあふれないように、
タイトルとか表紙にひかれて気になった未読推し本をまとめていきます。
私、生粋の文系人間なのですが、30歳を過ぎてからなぜか生物とか科学とか数学とか、いわゆる理系系のネタに興味がわいてきて、最近はそれ系の本がリストにたまっているんです。
別に勉強しているわけではないので、読んだところで私の知識で理解できる内容なのかは正直不明ですが。。。ということで今回は「生物」にまつわる本まとめ。
どれも1ページも読んでいませんので、あしからず。
それではいってみよう。
- 【1冊目】なんとなく大人になっちゃった人に刺さるお仕事本 amazonレビュー★4.4
- 【2冊目】あなたは鳥の巣の“中”を見たことがあるか amazonレビュー★4.0
- 【3冊目】植物をやめた植物は何になるんだ? amazonレビュー★4.7
- 【4冊目】物語の巨匠4人が世界の終わりに焚き火を囲んで紡ぐファンタジー amazonレビュー★4.4
- 【5冊目】amazonレビュー★4.4
【1冊目】なんとなく大人になっちゃった人に刺さるお仕事本 amazonレビュー★4.4
こちらシロナガスクジラの模型で知られる国立科学博物館で動物研究している人が著者なんだけど、書誌情報の一文目がすでにパンチがあって…
標本作製はいつも突然やってくる――。
突然標本作製を頼まれたことある人ってどんぐらいいるんかは謎やけど、
「道路脇にタヌキが轢かれて死んでいる」
「動物園でゾウが亡くなった」
「砂浜にクジラの死体が漂着した」
「駆除したニホンカモシカ(←特別天然記念物)の頭骨を大量に提供したい」
電話1本で現場に駆けつけ、大物でも大量でも適切に処理し、もっぱら「標本」登録数を増やすことに精を出す日々。
なんだそう。
そりゃ剥製にするために動物殺していたら今の時代炎上案件だし、動物の死骸が現れてから仕事スタートというのが当然なんだが、想像付かない仕事スタイルである。
そういえば数年前にヒットした↓の鳥類学者さんの本でも、珍しい鳥の死骸が見つかるとそこに飛んでいき、だったか送ってもらってだったかして解剖する的な話があった気がする(記憶はおぼろ)。
好きを極めるって正直あまりお金にはならないだろうけど、いい人生だよな〜。一般人にはわからんいろんな苦労がありそうだが、研究者ってどうも憧れてしまう。
余談な上に標本ではなく骨だけど…骨好きの美女がいる生物学科の研究室が舞台の↓漫画も、他の人から見ると「え?」っていうことに目を輝かせる登場人物たちにあふれていて面白かった。
そういえばいまNetflixではやっているといううわさの「Eye love you」というドラマもヒロインの相手役の男の子は大学院生でラッコの研究していた。
本題に戻すと…素人からするとそもそも標本って何のためにあるんだ? 博物館に飾られるまでに何をするんだ? と謎だらけなんですが、本書では、それらの疑問にユーモアあふれる絵を交えながら答えてくれる。
これ読んで、そういった学部を目指す人いるだろうなー。
というかこういう本は進路選択をする前の段階でたくさん読んでおくといいと思う。
私自身、世の中にはこんなにも知らない仕事があって、学問があるんだということを学生のうちに知っておけばよかったなと、いまさらながら感じていて、私はもう誰かの興味深い体験談としてしか読めないけれど、そのころに読んでいたらもっと自分の世界は開けていただろうし、理系を目指していたかもしれない。なんとなく大人になってしまう前に読むと、未来の選択肢というか、心が躍る瞬間をもっと増やせた気がする。
やっぱり知っていて選ばないのと知らないで選ばないのではぜんぜん違うから。今度そういう本まとめも書いてみようと思う。
【2冊目】あなたは鳥の巣の“中”を見たことがあるか amazonレビュー★4.0
今この記事を読んでくださっている方、ほとんどの方は鳥の巣を見たことがあるでしょう。
では鳥の巣の“中“を見たことがある人はどのくらいいるのか。
とりあえず、私はない。
鳥の巣って小枝(葉っぱとか?)集めて作られているものくらいの認識しかない。
どうやって小枝があぁやって固められているのか、説明しろって言われてもできない。
そもそも本当に小枝で作られているのか?それすら謎である。
おそらくそんな身近にあるのに知らない、というより考えたことがないのだが。
鳥の巣について知ったところで明日の生活が変わるわけではないが、どうやら鳥の巣には鳥たちの驚くべき生態の神秘と不思議がつまっているようだ。
もしかしたら鳥の巣から恐竜の進化の過程もわかるのかもしれない(書誌情報に「恐竜の進化の過程が鳥の巣からわかる?」とかかれていたからだ)。
著者の鈴木まもるさんは鳥の巣の研究の第一人者(そんなジャンルがあるのかと驚き)で絵本作家。
36種の鳥を豊富なイラストとともに紹介しながら、巣の秘密を教えてくれる一冊。
そういえば川をせき止めて小枝で巣を作るビーバーもすごいが、動物って誰に教えられるでもなく本能で巣を作るんだよな。本能すごー。
巣を作るのに上手い下手とかってあるのかな。
【3冊目】植物をやめた植物は何になるんだ? amazonレビュー★4.7
書籍というより雑誌だが…
おそらく2023年(いまあとで買うリストに入っている本のほとんどは2023年に入れたもの)に「あとで買う」リストに入れた本の中で、最も、タイトルを見てどういうことーと驚いたのがこれ。
「植物」をやめた植物たち
え、どうゆこと??
もう一度書くが、「植物」をやめた植物たち、だ。
植物が植物をやめたら何になるのか。
どうして植物が植物をやめたくなるのか。
もうわけがわからない。
そして何が載っているのかまったく想像つかなくて中身が超気になる。
書きながら思わず、「あとで買う」リストから「買い物かご」に戻しちゃったよ。それくらい気になる。にしてもかなり値上がりしてる(これはkindleより紙で読みたい)。
【4冊目】物語の巨匠4人が世界の終わりに焚き火を囲んで紡ぐファンタジー amazonレビュー★4.4
タイトルもよくわからない(蛇って言葉を話すの!?)が、書誌情報を見て更にわからなくなった本。
これがどんな本かって?トールキン、ベケット、M.トウェイン、宮崎駿が世界の終わりに一緒に酒を呑みながら最後の焚き火を囲んで語ってる、そんな話さ。エストニア発壮大なファンタジー。
いやいや、これじゃ何も説明になっちゃいない。
ますます「????」の続出である。
生物学関係の本かと思いきや、まさかのファンタジー。ってことは小説家な?
でもエストニア発っていうのがまた心にグサッと来る。エストニアの本なんて読んだことないし、どんな文化の国なのかも全然わからん。
余計気になる。
ちなみにトールキンはイギリス、ベケットはアイルランド、トウェインはアメリカ、宮崎駿は日本である。話す言葉も異なる共通点のないこの4人が焚き火を囲んでいる場所はどこだ?それがエストニアなんだろうか。
世界が今にも終わろうとしているある日の深夜、エストニアの森の奥で焚き火を囲んで彼らは何を語らうのだろう。
【5冊目】amazonレビュー★4.4
これまた錚々たる推薦文が寄せられていて、それを見ていると読みたくなる森の科学者が書いた世界的なベストベラー本。
◎養老孟司氏(解剖学者・東京大学名誉教授)「森は他者ではなく自分だ。自然を深く知ることの面白さ、大変さがしみじみとわかる本である」
◎隈 研吾氏(建築家・デザイナー)「日本人にこそ知ってほしい! 木々と共に暮らしてきた僕らが自然とつながり直すための、ユニークだけど説得力のある考え方」
◎斎藤幸平氏(『人新世の「資本論」』)「人新世が破壊した森の互酬・共助に学ぶ。持続可能な社会への必読書!」
実は森林とは人間の社会でいう「インターネット」であり、菌類たちによ
樹木と菌類によって作られた森は太古の昔から、地中でつながりあっていて、人間のようにコミュニケーションをしているという内容。
そんな彼らにとって、数百万年そこらしか生きていない人間なんてちっぽけなもんである。
いくら私たちが彼らをコントロールしようとしたって、それを凌ぐ連携力で巨大な自然を形作り生きていくだろう。
人間は森を切り開き文明を作った気にになっているけれど、自然を前にしたときそれは、お釈迦様の手の上で踊らされている孫悟空レベルなんじゃなかろうか。
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