私のamazon「あとで買う」リストに入っている本を紹介する定期連載企画(リスト内商品が600点を超えると古い方から順に削除されていくので、そうならないようnoteに記録しあとで見返せるようにするのが本来の目的)。
どれも未読なので、実際の内容は異なる可能性あり。あしからず。
わざわざ記事に書く時間があるならサッサと買ってしまえという声もあるかもしれませんが、全部買ったら財布どころか銀行口座が寂しいことになるので、とりあえずnoteでキープ。
結局買うのはポイント目的に楽天になるのですが、もうあと数百円で送料が無料になるときなんかも、このリストを見返して購入金額合わせに活用しようかななんて思っています。
さて今回は、確定申告も近いのでマネー本をはじめフリーランス向けの本。昨今副業を始める人も多いですしね。
気づけば私もフリーランス歴10年以上(その前も諸事情で1社にオールインしたことはなく、つねに会社員しながら他のバイトするなど掛け持ちしながら生きてきたので、実際は大学卒業後からいままでずっとフリーみたいなもん)。しかも面倒くさくていままで白色申告でしたが、2023年は初の青色申告!(マジ自分でやりきれるのか謎。やっと会計ソフトのアカウントを作ったところ)
とはいえ仲間がいるわけではないので、フリーにまつわるあれこれの疑問は自分で解決するしかなく、けっこう本に頼ってきました。
なかでもお金周りはルールがちょこちょこ変わる(最近で言えばインボイスとか電子帳簿とかがホットな話題ですよね)ので、定期的に新しい情報を取りに行く必要があり、定期的に新しいウェブ記事や動画、本を読んで、知識をアップデートしていかなければなりません。
ということで、できるだけ新しめの本をセレクト(今回は刊行年を入れておきますね)。また、お金周りだけでなく、フリーランスとして必要な考え方を学べそうなほんなども入れてみました。よし、いってみよ〜。
- 【1冊目/2023年2月刊】 日々のお金管理のハウツーだけでなく、資産形成術まで学べる/アマゾンレビュー★4.0
- 【2冊目/2023年4月刊】 インボイス制度の全体像をサクッと把握するならコレ/アマゾンレビュー★4.6
- 【3冊目/2021年10月刊】 あまりない「事業用口座と個人口座を分けなくてOK論」に基づく確定申告本 アマゾンレビュー★4.3
- 【4冊目】 大人こそ時々開いて心のなかで復唱すべし! /アマゾンレビュー★4.4
- 【5冊目】 そのピンチひとりで戦わなくてもいいかも? 実は申請できる保障実例10選 /アマゾンレビュー★4.3
【1冊目/2023年2月刊】 日々のお金管理のハウツーだけでなく、資産形成術まで学べる/アマゾンレビュー★4.0
お笑いに詳しくないので、著者のさんきゅう倉田さんのことは存じ上げていなかったのですが…(サンキュータツオさんかと思った)、元国税職員なんだそう。そんなさんきゅうさんが、お金と税金のことをやさしく解説する一冊。
余談ですが、サンキュータツオさんの本で「あとで買う」リストに入ってるのはこちら↓
「珍論文ハンターのサンキュータツオが、人生の貴重な時間の多くを一見無駄な研究に費やしている研究者たちの大まじめな珍論文を、芸人の嗅覚で突っ込みながら解説する、知的エンターテインメント本!」とのこと。
タモリさんのブラタモリ的な面白さのある本だと予想。
…と話を半分戻して、それにしても国税局の職員ってどうやってなるんやろ。
国税職員になるには
国税職員になるには、「国税専門官採用試験(大学卒業程度)」、「税務職員採用試験(高校卒業程度)」、または、「国税庁経験者採用試験(大学卒業程度)」に合格する必要があります。
※ 各試験では、受験できる年齢などが異なります。
法学部や経済学部出身者が多いのかな。と思いきや、さんきゅうさんはなんと日大の理工学部出身! 人生ってどう方向転換するかわからんもんだな。しかも今は東大在学中とのこと。
38歳芸人が東大受験、見事合格を勝ち取った衝撃理系の大学を卒業後、東京国税局勤務を経て、吉本興業所属の芸人となったさんきゅう倉田氏。税金やお金にまつわる情報を発信してきtoyokeizai.net
しかも試験科目の第二外国語に、知識ゼロから学ばなければならないフランス語を選ぶという発想がトリッキーすぎ。国税局をやめた後のお話も、学ぶことを楽しむ姿勢が、仕事の幅を広げるいい好例。
フリーランスにとってこの姿勢ってめちゃめちゃ大事なんだよなと、私も身をもって実感しているので、さんきゅうさんの考え方にはめちゃめちゃ共感。そんな方が書いた本となるとより本書が気になります。
ちなみに下記が目次なんですが、
【第1章】フリーランスの仕事と報酬の現実
【第2章】フリーランスが仕事の効率を上げる方法
【第3章】駆け引き上手なフリーランスの行動経済学
【第4章】危ない取引先への対処法
【第5章】フリーランスのための確定申告と資産形成
フリーランスのための「資産形成」ってところが気になる。確定申告のやり方(帳簿の付け方とかどこまでが経費になるかとか仕事用口座作ったほうがいいとか)の話が書かれている本は多いんですが、お金周りのことをもっと引いた位置から見て、さらに先を見据える「資産形成」を扱った本ってあまりない印象。
フリーランスとして事業を続けるためには、ある種会社を経営するのと同じようにお金の流れをマクロで考える視点は必須(実際は、目の前の業務とお金の動きに追われて、そこまで考えられないんだけどね)。本書は、そういった考え方を学ぶきっかけにもなりそう。
【2冊目/2023年4月刊】 インボイス制度の全体像をサクッと把握するならコレ/アマゾンレビュー★4.6
2023年10月に始まったインボイス制度。まだ登録していない人も多いのではないでしょうか。実際、私もまだ未登録。未登録だと仕事が減るのでは…という噂もありましたが、現状特に影響は感じていませんが、今後どうなるかはわからない。
インボイスに限らず何でもそうだけど、
「よくわからないけど国が言ってるから登録する(やる)」
ではなく、
「よくわかったうえでやるorやらない」を選べる人でありたい。
そして本書は、目次やレビューを他の類似書と比較したところ、インボイスに関して「よくわかった」状態になるための一通りの基本知識が網羅されていそうな一冊。
とはいえ、インボイス制度施行前の2023年4月に刊行された本ですし、インボイスに関してはその後も少しずつルールが変わっているので、最新情報の自主補完は必ずしましょう。個人的には税理士さんとか会計士さんがやってるYouTubeがオススメ(速報的に上げたほうが再生回数を伸ばせるので、新しい情報を迅速に専門家目線で紹介してくれるから)。
ちなみにタイトルから分かる通り、読者対象がフリーランスとなっていますが、
レビューを見ていると会社員でも経理担当の方、フリーランスの人に業務を発注している方などにも一読の価値がある本のようです。
【3冊目/2021年10月刊】 あまりない「事業用口座と個人口座を分けなくてOK論」に基づく確定申告本/アマゾンレビュー★4.3
2021年10月刊行とちょっと古い本なんですが、会計ソフトなし&手間をできるだけ省いて確定申告をする方法が分かる本。
レビューを見たところ、本書で配布されているエクセルシートを使うことで、実際に簡単に青色申告ができたという人が多くいます。
ほかにも最新情報(インボイス対策)を盛り込んで新しい版がでたら、そちらも買います!という方もいたり。わかりやすく書かれていそう。
あと、他の書籍だと大体「個人の財布と事業用の財布(口座)をわけましょう〜」という、財布分けが推奨されているのですが、本書ではわけなくてもOKとのこと。
私自身、財布をわけていないので、わけずに効率よく管理する方法が書かれているならぜひ知りたい。
【4冊目/2019年1月刊】 大人こそ時々開いて心のなかで復唱すべし! /アマゾンレビュー★4.4
書誌情報には、
これから厳しい社会に出ていくこどもたちに伝えておきたい本当のことを、50の「よのなかルール」としてまとめました。ちょっぴりピリ辛なことばと、ユーモアあふれるイラストの組み合わせが楽しい1冊です。
と書かれていて、子ども向けの本のように見えるんですが、サンプルページを見ているとでてくる言葉がこれ。
・「失敗」を「失敗」のままにしない。「経験」にする。
・迷ったときは、キツい方を選ぶ。
・自分の時間と同じように他人の時間も大切にする。
・自分のことばで話せる人になる。
うんうん。
(自戒の意味で)おとなになっても全然できていないし、忘れがちよねって言葉がズラリ。
会社員はもちろん、フリーランスことそ、仕事を続けていくために大切な考え方ばかりだなぁと。
上にあげた言葉だけだと、がんばれがんばれと追い立てられているように感じるかもしれないけれど、
・どうしてもツラいときは、逃げる。
・合わない人がいるのは「よのなかの当たり前」だと知る。
のように、がんばりすぎなくても大丈夫的な言葉もでてくるのでご安心を。
一読して、つい忘れてしまいそうだなと思う内容があったら、手帳とか仕事デスクの横とか、普段目が行く場所に書き留めておいてもいいかもしれない。
サブタイトルの「メシが食える大人になる!」って表現はあけすけすぎて笑えるけど。
実際そういうことなんだが、レジに持ってくのが恥ずかしくなるな(笑)。
【5冊目/2022年11月刊】 そのピンチひとりで戦わなくてもいいかも? 実は申請できる保障実例10選 /アマゾンレビュー★4.3
私達から徴収する情報は自動的に流れてきても、もらえるお金についての情報は、常にアンテナを張って、自ら取りに行かなければ手に入らないもの。
補助金や助成金。もらえることを知ったときには後の祭り…。なんてことにならないよう、人生で起きうるピンチとそのときに役立つ社会保障を10個の具体的テーマとともに紹介する一冊。
15歳でもわかるように書かれているので、大人ならサクッと短時間で読み切れそう。
本来はこういうリアルに身を守るための知識をわざわざ本を読んで得るのではなく、学校教育を受ければあたりまえに身に着いている社会になればいいのに。
まぁ、学校は本来、自ら学力を育てる機関であるべきなので、授業でこういった具体例を教えるのはちょっと違うのかもしれないけれど。でも何かしら当たり前の知識として、私たちが受けられる補償を知っておけるよう、伝える手段を、人が社会に出る前のどこかで講じてほしいと思う。
私たちは、納税の義務が課されていると引き換えに、健康で文化的な最低限度の暮らしをする権利が保証されているのだから。国には、国民全員が当たり前に享受できるはずのものを、誰もが当たり前に求めること(知らなかったなんてことが起きない)ができる社会になるよう努力もしてほしい。
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